信頼と融和 一般財団法人三友堂病院の法人サイト

研修医プログラム(呼吸器内科)

研修医プログラム(呼吸器内科)

呼吸器内科プログラム

はじめに

(一財)三友堂病の特色は地域の開業医・施設と密接な連携を取り、一次から二次救急まで担っています。患者層は住民の高齢化により高齢者が多くなり、複数疾患を抱える患者が増えています。このような背景から軽症から複数疾患を抱えた重症までの多彩な患者が連日入院している状況となっています。また治療後の生活指導や介護・施設の紹介などが円滑な退院や再発再入院の予防に欠かせない仕事となっています。
呼吸器科は県内の呼吸器科医の絶対的な不足により、米沢を中心とする南置賜地域において呼吸器専門勤務医は本年から一名となってしまいました。そのため、小児を除く呼吸器に関するあらゆる疾患が三友堂病院に集中する状況になっています。

1.プログラム指導責任者

呼吸器内科 医学博士 池田英樹
氏名 池田英樹
役職等 呼吸器内科科長
診療第一部部長
専門分野 呼吸器疾患、アレルギー疾患

医師詳細はこちら

 指導医:池田英樹のプロフィール

  • 1980年     山形大学医学部卒業
  • 
1984年 3月  山形大学大学院修了(医学博士)
  • 
1992年 6月~ 長井市立総合病院 内科部長
  • 
2000年11月~ 公立置賜長井病院 内科医長
  • 
2001年10月~ (一財)三友堂病院 呼吸器科科長
  • 2002年 4月~ 診療第一部部長

2.呼吸器内科の診療理念

ここ7年間、チーム医療を院内で率先して推進してきました。呼吸器科は気管支喘息などのアレルギー疾患を除くと、疾患年齢が高く慢性疾患多くなります。このため退院後の継続的な対処が必要となり、他職種の関わりが必然的に重要となります。また、日本呼吸器学会から提示されているガイドラインに従った検査方法・治療方法に従った治療計画を立てています。これを実践するに当たってもコメディカルの熟練を必要とするところがあります。

慢性肺気腫末期や肺癌などにおいての終末医療も重要な課題です。終末医療では単に医療技術・知識だけでなく信頼関係が重要となります。ここでもチーム医療が重要となります。一方、慢性呼吸器疾患の終末期医療は標準的な対処が確立されていません。これらは第一線の病院がチーム医療の成果を学会等で発表して発展するものと考えています。
これらを実践すべく毎年学会・研究会に参加して発表しています。特に慢性閉塞性肺疾患のチーム医療に関しては東北地方をリードする意気込みで努力しています。

3.呼吸器内科で扱っている患者

年間約400人の入院患者に対応し、外来は月平均延べ人数で約500人の診察を行っています。入院患者は肺炎・気管支炎を主体とした感染症が圧倒的に多く約3割を占めます。次に睡眠時無呼吸症候群の検査入院と悪性新生物疑いの検査入院が続きます。外来患者は疾患別では気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群が主体となっています。

研修医プログラム(呼吸器内科)

単年度で区切ると対応できる疾患・技術習得の内容に偏りが生ずるため、通年で計画します。

1.疾患に関する研修

a.市中肺炎への対処(施設入所者を除く)

問診、胸部X線写真読影、喀痰グラム染色により起炎菌を推定します。来院までの症状経過を把握することが、感染症治療の基本となります。その後、ガイドラインに従って抗菌薬投与を行います。抗菌薬はPK/PDを考え、投与間隔・投与量を考慮する知識・技術の習得を目指します。また適切な効果判定により治療薬変更や終了のタイミングを見極め、短期完治を目指します。

b.施設入所者の肺炎への対処

施設入所者は肺炎の原因として嚥下障害の存在がしばしばあります。入院早期から嚥下訓練を開始し、廃用症候群を防止するリハビリを適切に行う必要があります。また介護に問題がないか見いだす必要もあります。このような介護との連携医療を習得していただきます。

c.慢性閉塞性肺疾患

基本的には外来での診療が主となりますが、急性増悪時や在宅酸素治療導入時に入院対処となります。本疾患では「包括的リハビリテーション」という概念を把握していただきます。投薬治療は包括的リハビリテーションの一手段でしかありません。栄養指導・生活指導・介護保健利用など種々の介入により初めて生活の質を向上し、急性増悪を減らす事が可能となります。毎月定期的に開催されるHOTミーティングや、患者・家族を対象とした院内の呼吸器教室の主催に参加していただきます。

d.気管支喘息

気管支喘息はガイドラインに従った治療を行えば殆ど入院治療を必要とすることはありません。従いまして外来通院患者は約80名いますが入院治療を必要とする症例は初診が多く、年間10名前後しかいません。また発作で外来を救急受診される方も特定の数名だけです。本疾患では肺機能検査値の評価の仕方、ピークフロー自己測定による喘息自己管理指導の基本を習得して頂きます。

e.肺癌

肺癌は早期の手術適応症例出なければ完治はほぼ不可能な疾患です。まず診断手技として気管支ファイバースコピー或いは経皮肺生検の概要を学んで頂きます。地域性のため高齢者が多く、手術困難・化療困難な症例への遭遇が多い状態です。在宅介護や緩和医療と適切な連携をとることを習得していただきます。

f.その他疾患

年間数例の疾患が多種ありますが不定期に発症・来院しますので、その時々で指導します。

2.技術・知識の研修

胸部X線写真読影を毎週月曜の内科総回診(カルテ回診)で行います。学会・研究会には必ず参加・発表して頂きます。学会出張費は病院規定に従い支給されます。看護師などコメディカルからの要請をうけての勉強会に協力していただきます。人工呼吸器管理、気管支ファイバースコピーに関しては症例ごとに学習していただきます。

呼吸器内科実績

呼吸器内科についての実績を公表しております。ご覧ください。
呼吸器内科実績はこちら

 

研修医募集要項

PAGETOP
Copyright (C) 2010-2021 Sanyudo Hospital. All Rights Reserved.