渡部悦子 他
2007年3月14日
財団法人 三友堂病院医学雑誌 Vol.7 No.1
原著
包括的呼吸リハビリテーションを効果的に実践するために-BODE indexの分析から-
Classification of COPD patients by BODE index for comprehensive pulmonary rehabilitation.
三友堂病院看護部 |
渡部悦子、島崎美枝子、山口武子 |
三友堂病院栄養管理室 |
二宮久美子 |
三友堂病院内科 |
池田英樹 |
Key word: 外来通院中のCOPD患者、BODE index、チーム医療
要約
当院外来通院中のCOPD患者を対象に、BODE indexを算出し分析した。調査した32名のうち2/3が予後不良群であった。また、BODE indexのスコア4~7点の群に、V(肺機能検査)の評価が比較的良いのに対し、MMRC(呼吸困難聞き取り)と6MD(6分間歩行)の評価が悪い患者が存在した。MMRCと6MDは包括的呼吸リハビリテーションにより改善が見込まれる項目である。この患者群に介入を行うことにより、少ないスタッフで効率よく包括的呼吸リハビリテーションを行いうると考えた。