池田英樹
2006年4月13日
財団法人 三友堂病院医学雑誌 Vol.5 No.1
症例報告
歯冠の誤嚥後3ケ月を経て摘出した症例
A case with bronchial foreign body of tooth crown which was eliminated after 3 months of aspiration.
三友堂病院内科・呼吸器科 |
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池田英樹 |
Key word:気管支異物、歯冠、気管支ファイバースコープ
要約
歯科治療時に落下した歯冠を誤嚥したが2ケ月後に発見し摘出した症例を経験した。本症例では肺炎などの呼吸器症状が軽微であり、気管支粘膜の反応も浮腫のみであった。歯冠の金属が生体に対し異物反応の少ない材質であり滑面で気管支に固定されたため、呼吸器症状が少なかったと考えられた。